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卒FITどうする?買取単価12社比較と3つの選択肢【2026年8月】

先に結論: 卒FIT(FIT買取期間満了)後の選択肢は3つです。

① 買取先を高単価へ切り替える —— 手続きだけで単価が上がります。大手10社の標準単価が 7〜9円/kWhなのに対し、恒常単価の最高は12.5円/kWh(エネクスライフサービス・関東。セット条件で最大14.5円)。

② 蓄電池を導入して自家消費へ転換する —— 自家消費は約27円/kWh相当の電気代回避になり、売電単価(7〜12.5円)の2倍超の価値があります。

③ 何もしない —— 多くの大手で自動移行し売電は続きますが、単価は旧一般電気事業者の標準7〜9円/kWh前後のまま。最も単価の低い選択になりがちです。

※単価は全て各社公式サイトを2026年8月4日に直接確認した税込値(下表に全社の出典URLを明記)。

卒FIT買取単価 12社比較表(全社公式実査・2026年8月4日確認)

大手電力10社+高価買取系新電力2社の買取単価を、全て各社公式サイトの本文を直接確認して一覧化しました (二次サイトの転載単価は不採用)。恒常単価と、期間限定加算・ポイント特典は列を分けています。 「最大◯円」型の広告単価は、条件と期間を必ず右列で確認してください。

買取事業者(エリア)恒常単価(税込)期間限定加算・特典プラン(条件つき・別掲)出典
東京電力エナジーパートナー
東京電力管内
8.50円
再エネ買取標準プラン。FIT満了後は手続き不要で自動移行。10kW未満は支払い年2回
再エネおあずかりプラン: 電気料金へ充当(実質買取)
サービス料金4,000円/月(税込)で余剰電力を月250kWh上限に「高い単価の使用電力量から」料金充当。超過分は8.5円/kWh買取。季節別時間帯別電灯など指定プラン契約者が対象
型: 恒常単価+預かり型
公式
関西電力
関西電力管内
8.00円
公式プレスリリース原文「余剰電力買取単価は8.00円/kWhと決定」を確認
貯めトクサービス(預かり型): 2024年にサービス終了
終了案内PDFを公式サイトで確認済み
型: 恒常単価
公式
中部電力ミライズ
中部電力管内
7円
シンプルプラン(申込なしの場合)。半年ごと口座振込
プレミアムプラン ほか: 8円(料金充当)/WAON 7円+1pt/再エネスマート7〜12円相当充当
プレミアムプラン8円/kWhは買取金額を翌月電気料金に充当(WEB申込要)。WAONプランは7円/kWh+1 WAON POINT/kWh。再エネスマートプランは仮想自家消費型で7〜12円/kWh相当を電気料金充当(WEB申込要)
型: 恒常単価+充当/ポイント型
公式
東北電力
東北電力管内
9.00円
大手10社の標準単価で最高
シンプル買取。非化石価値等相当額を含む。今後見直しの可能性を公式明記
公式FAQ上は他プランの記載なし
商品ページ側でのプレミアムプラン有無は未確認(公式FAQで9円を確認)
型: 恒常単価
公式
九州電力
九州電力管内
7.00円
契約期間は満了日翌日〜翌4月検針日前日、以降自動更新
記載なし
型: 恒常単価
公式
中国電力
中国電力管内
7.15円
買取プラン(申込不要)・2026年度単価・非化石価値含む。10kW以上は発電側課金相当0.62円/kWhを上乗せ。年度ごと見直しの可能性を公式明記
ぐっとずっと。グリーンフィット: 最大9.15円相当(ポイント込)
買取単価は全プラン7.15円+ポイント。エコフィット(ぐっとずっと。クラブ会員)はプレミアム+1pt・ボーナス+1ptで合計8.15〜9.15円相当/kWh。ゆめかプランは+1円相当(=8.15円相当)。WAONプランは新規終了済み
型: 恒常単価+ポイント型
公式
四国電力
四国電力管内
7.00円
買取プラン(7円00銭/kWh)。非化石価値等は同社帰属
買取プラン“超(スーパー)”: 7円+1pt/kWh
7円00銭/kWh+1 WAON POINT/kWhまたは1エフカマネー/kWh。よんでんコンシェルジュ個人会員+WAONカード(またはエフカカード)保有等が条件
型: 恒常単価+ポイント型
公式
北海道電力
北海道電力管内
8.00円
契約期間は満了翌日〜翌4月検針日前日、1年自動更新
エネモプレミアムプラン: +1pt/kWh(=9円相当)
買取1kWhあたりエネモポイント1pt(1pt=1円相当)進呈。ほくでんと電気契約+エネモールポイント会員登録が条件(高圧・定額電灯は対象外)
型: 恒常単価+ポイント型
公式
北陸電力
富山・石川・福井(一部除く)・岐阜の一部
8.0円
かんたん固定単価プラン(2025年4月時点単価と公式明記・変更の可能性あり)。誰でも加入可
あんしん年間定額/わくわく電気預かり: 年間定額15,000〜35,000円/年、預かり充当単価は最大17.0円
年間定額は設備規模・年間実績条件別に15,000円(2.0〜3.5kW未満)/25,000円(3.5〜5.0kW未満)/35,000円(5.0〜10kW未満)。わくわく電気預かりプランは余剰を料金メニュー別単価で充当(くつろぎナイト12の昼間夏季17.0円等・指定料金メニュー加入が条件)
型: 恒常単価+定額型/預かり型
公式
沖縄電力
沖縄(本島・離島系統とも同一)
7.7円
10kW未満。10kW以上は8.2円(発電側課金相当0.5円含む)。非化石価値相当額含む
お預かりサービス: 月5,000円で300kWh上限を使用量から差引
サービス料5,000円/月で前月余剰を300kWh上限に使用量から差引(仮想蓄電)。会員サイトの「再エネEポイントプラン」は単価詳細を本文確認できず未確認
型: 恒常単価+預かり型
公式
スマートFIT(レイテック)
東京電力管内のみ
8.5円
通常買取単価。契約は買取開始から2年(以降1年自動更新)。支払いは買取金額1万円到達の翌々月末
機器導入加算: 最大27.5円(半年間限定)
蓄電池導入+11.5〜14.5円(容量5kWh未満/5〜10/10以上)・エコキュート導入+2円・パワコン交換+2円で最大27.5円/kWh。ただし単価アップは工事完了の翌検針日翌日から半年間限定。恒常単価ではない点に注意
型: 期間限定加算型
公式
エネクスライフサービス(伊藤忠エネクスグループ)
全国(沖縄除く9エリア)
7.1〜12.5円(エリア別)
恒常単価で全体最高(関東12.5円)
太陽光電力買取サービス(2026年4月検針日〜)。関東12.5/北海道11/東北10/中部10.5/北陸8.5/関西10/中国10/四国8.5/九州7.1円/kWh
卒FITでんきプラス/蓄電池プラス/Wプラス: 最大+2円(関東で最大14.5円)
TERASELでんきセット+1円、蓄電池セット+1円、両方(Wプラス)で+2円。+1円の適用は毎年3/31・9/30時点でTERASELでんき契約+マイページからの指定手続きが条件
型: 恒常単価+セット加算型
公式

※全社2026年8月4日確認・税込・円/kWh。単価は年度・時期で見直される可能性があります(中国電力・東北電力などは見直しの可能性を公式明記)。
※スマートFITの「最大27.5円」は蓄電池等の工事完了後、半年間限定の加算込み(恒常単価は8.5円・東京電力管内のみ)。恒常単価とは比較しないでください。
※ポイント型(中国・四国・北海道・中部WAON)は「円相当」換算で表記。付与条件(会員登録・カード保有等)があります。
※関西電力の8.00円は、小売サイトが調査環境からアクセス不可(403)だったため公式プレスリリース原文で確認した値(プレスリリース確認値)です。 契約前に現行ページ(kepco.jp)での最終確認をおすすめします。

自家消費 約27円 vs 売電8〜14.5円 —— 単価差が全ての起点

電気1kWhの行き先価値(目安)根拠
自家消費(買う電気を減らす)約27円/kWh費用相場ページで出典明記の電気代回避単価
売電(切替後の現実的レンジ)8〜14.5円/kWh上表の実査値(恒常8〜12.5円+恒常セット加算で最大14.5円)
売電(何もしない場合)7〜9円/kWh上表の大手10社標準単価

当サイトの費用相場ページでは卒FIT後の売電を「約10円/kWh」の目安で扱っていますが、 本ページでは2026年8月4日に実査した上表の単価を優先します(出典は各社公式)。 それでも結論は変わりません——自家消費の約27円は、大手標準単価(7〜9円)の約3倍、恒常最高の12.5円と比べても2倍超です。 この差額が「卒FITを機に蓄電池で自家消費へ」という判断の源泉になります。

選択肢①: 買取先の切替 —— 手続きの一般的な流れ

切替は申込手続きのみで、発電設備側の工事は原則不要です(小売切替と同様のスイッチング)。一般的な流れは次の4ステップです。 個別の必要書類・手順は各社で異なるため、申込先の公式案内に従ってください。

ステップやること
1. 満了通知の確認FIT満了の数カ月前に現行の買取事業者から通知が届く。設備情報・受給契約の情報を控えておく
2. 買取先の比較恒常単価だけでなく、特典の適用条件・契約期間と自動更新・支払いサイクル・対象エリアを確認(上表参照)
3. 新しい買取事業者へ申込Web申込が主流。現在の受給契約情報・設備情報の入力を求められるのが一般的
4. 切替完了切替完了の案内後、新単価での買取が開始。何も申し込まない場合は多くの大手で標準プランへ自動移行

選択肢②: 蓄電池で自家消費へ転換 —— 単価差17円超を取りにいく

昼の余剰電力を売らずに貯めて夜使えば、1kWhあたり約27円の電気代回避になります。 大手標準の8円前後で売る場合との差は約19円/kWh。この差額で蓄電池の初期費用を回収できるかが判断の分かれ目で、 鍵は補助金と自家消費率です。回収年数は前提次第で大きく変わるため、自宅の条件(出力・容量・地域の補助金)を入れて試算してください。

補助金は自治体によっては卒FIT世帯がむしろ有利です—— 蓄電池単独の補助にFIT買取期間満了世帯専用の枠を設ける例もあります(例: 熊本市・定額8万円/件。 詳細は熊本県の補助金ページ)。

卒FIT後の回収年数を自宅条件で試算する →お住まいの蓄電池補助金を確認する

設置を検討する場合は、複数業者の相見積もりで価格・提案を比較するのが定石です(見積もりは無料)

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選択肢③: 何もしない —— それでも損はしない、ただし最安単価

何も手続きしなくても、多くの大手電力では標準の買取プランへ自動移行し、売電が止まることはありません (東京電力EPは手続き不要で8.50円へ、九州電力・北海道電力は満了翌日からの契約が自動更新)。 「とりあえず様子見」でも実害はありませんが、単価は大手標準の7〜9円/kWhに固定されます。 同じ電気を恒常12.5円で買い取る事業者が実在する以上(上表)、比較しないままの現状維持は機会損失です。

よくある質問

卒FITを迎えて何もしないとどうなりますか?
多くの大手電力では手続き不要のまま標準の買取プランへ自動移行し、売電自体は途切れません(例: 東京電力EPは8.50円/kWhの標準プランへ自動移行)。ただし単価は大手標準で7〜9円/kWh(2026年8月4日確認)にとどまるため、「何もしない」は最も単価の低い選択になりがちです。
一番高く売れるのはどこですか?
恒常単価ではエネクスライフサービスの関東12.5円/kWh(TERASELでんき+蓄電池のセット条件を満たせば最大14.5円)が本ページ実査の最高です。スマートFIT(レイテック)は最大27.5円/kWhですが、蓄電池等の工事条件つき・工事完了後半年間限定の加算で、恒常単価は8.5円・対象は東京電力管内のみです。期間限定加算と恒常単価は分けて比較してください。
買取先の切替に費用や工事は必要ですか?
一般に、卒FIT後の買取先の切替は申込手続きのみで、発電設備側の工事や費用は原則不要です(小売の切替と同様のスイッチング)。ただし、機器導入を条件に単価が上がるプラン(スマートFITの蓄電池加算等)は、その機器の設置工事と費用が前提になります。契約期間・自動更新・支払いサイクルの条件も申込前に各社公式でご確認ください。
買取先の切替と蓄電池導入はどちらが得ですか?
手軽さでは切替が圧倒的です(手続きだけで単価が上がる)。一方、金額の上限は自家消費が上です。自家消費は約27円/kWh相当の電気代回避になり、売電の恒常単価(7〜12.5円)を大きく上回ります。ただし蓄電池には初期費用がかかるため、補助金と自家消費率次第です。当サイトのシミュレーターで自宅条件のまま試算できます。

本ページの買取単価は、12社全て各社公式サイトの本文を2026年8月4日に直接確認した一次情報です(出典URLは比較表の各行に明記。二次サイトの転載単価は不採用)。 関西電力のみ公式プレスリリース確認値(表の注記参照)。自家消費単価(約27円/kWh)の出典は費用相場ページに明記。単価・条件は変更される場合があるため、契約前に必ず各社公式で最新条件をご確認ください。

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