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卒FIT後はどうするか|買取単価12社比較と3つの選択肢【2026年10月】
卒FIT(FIT買取期間満了)後の選択肢は3つです。
① 買取先を高単価の事業者へ切り替える: 手続きのみで単価が上がります。大手10社の標準単価が 7〜9円/kWhであるのに対し、恒常単価の最高は12.5円/kWhです(エネクスライフサービス・関東。セット条件で最大14.5円)。 ただし同社の単価は2026年10月検針日の前日までのもので、それ以降は「未定」と公式に記載されています。
② 蓄電池を導入して自家消費へ転換する: 自家消費は約27円/kWh相当の電気代の削減となり、売電単価(7〜12.5円)の2倍を超える価値があります。
③ 現状を維持する: 多くの大手電力では自動で移行し売電は続きますが、単価は旧一般電気事業者の標準である7〜9円/kWh前後となり、最も単価の低い選択となる傾向があります。
※単価は各社公式サイトで2026年10月29日に再確認した税込値です(関西電力のみ公式プレスリリース確認値。下表に全社の出典URLを記載しています)。 2026年8月4日確認時からの主な変更点: 中部電力ミライズのWAONプランが7円+2ポイント/kWhに、北陸電力に「とくとく固定単価プラン」(10.5円)が新設、わくわく電気預かりプランは新規受付停止、中国電力の10kW以上の上乗せ額が0.63円/kWhに変わっています。

卒FIT買取単価 12社比較表(全社公式実査・2026年10月29日確認)
大手電力10社と高価買取系新電力2社の買取単価を、すべて各社公式サイトの本文で直接確認して一覧にしています (二次サイトの転載単価は採用していません)。恒常単価と、期間限定加算・ポイント特典は列を分けて掲載しています。 「最大◯円」と表示される単価については、右列の条件と期間をご確認ください。
| 買取事業者(エリア) | 恒常単価(税込) | 期間限定加算・特典プラン(条件あり・別掲) | 出典 |
|---|---|---|---|
| 東京電力エナジーパートナー 東京電力管内 | 8.50円 再エネ買取標準プラン。FIT満了後は手続き不要で自動移行。10kW未満は支払い年2回 | 再エネおあずかりプラン: 電気料金へ充当(実質買取) サービス料金4,000円/月(税込)で余剰電力を月250kWh上限に「高い単価の使用電力量から」料金充当。超過分は8.5円/kWh買取。季節別時間帯別電灯など指定プラン契約者が対象 型: 恒常単価+預かり型 | 公式 |
| 関西電力 関西電力管内 | 8.00円 公式プレスリリース原文「余剰電力買取単価は8.00円/kWhと決定」を確認 | 貯めトクサービス(預かり型): 2024年にサービス終了 終了案内PDFを公式サイトで確認済み 型: 恒常単価 | 公式 |
| 中部電力ミライズ 中部電力管内 | 7円 シンプルプラン(申込なしの場合)。半年ごと口座振込 | プレミアムプラン ほか: 8円(料金充当)/WAON 7円+2pt/再エネスマート7〜12円相当充当 プレミアムプラン8円/kWhは買取金額を翌月電気料金に充当(WEB申込要)。WAONプランは7円/kWh+2 WAON POINT/kWh(2026年10月29日公式確認)。再エネスマートプランは仮想自家消費型で7〜12円/kWh相当を電気料金充当(WEB申込要) 型: 恒常単価+充当/ポイント型 | 公式 |
| 東北電力 東北電力管内 | 9.00円 大手10社の標準単価で最高 シンプル買取。非化石価値等相当額を含む。今後見直しの可能性を公式明記 | — 公式FAQ上は他プランの記載なし 商品ページ側でのプレミアムプラン有無は未確認(公式FAQで9円を確認) 型: 恒常単価 | 公式 |
| 九州電力 九州電力管内 | 7.00円 契約期間は満了日翌日〜翌4月検針日前日、以降自動更新 | — 記載なし 型: 恒常単価 | 公式 |
| 中国電力 中国電力管内 | 7.15円 買取プラン(申込不要)・2026年度単価・非化石価値含む。10kW以上は発電側課金相当0.63円/kWhを上乗せ(2026年10月までは0.62円)。年度ごと見直しの可能性を公式明記 | ぐっとずっと。グリーンフィット: 最大9.15円相当(ポイント込) 買取単価は全プラン7.15円+ポイント。お預かりプラン(ぐっとずっと。クラブ会員)はプレミアム+1pt・ボーナス+1ptで合計8.15〜9.15円相当/kWh。ゆめかプランは+1円相当(=8.15円相当)。WAONプランは新規終了済み 型: 恒常単価+ポイント型 | 公式 |
| 四国電力 四国電力管内 | 7.00円 買取プラン(7円00銭/kWh)。非化石価値等は同社帰属 | 買取プラン“超(スーパー)”: 7円+1pt/kWh 7円00銭/kWh+1 WAON POINT/kWhまたは1エフカマネー/kWh。よんでんコンシェルジュ個人会員+WAONカード(またはエフカカード)保有等が条件 型: 恒常単価+ポイント型 | 公式 |
| 北海道電力 北海道電力管内 | 8.00円 契約期間は満了翌日〜翌4月検針日前日、1年自動更新 | エネモプレミアムプラン: +1pt/kWh(=9円相当) 買取1kWhあたりエネモポイント1pt(1pt=1円相当)進呈。ほくでんと電気契約+エネモールポイント会員登録が条件(高圧・定額電灯は対象外) 型: 恒常単価+ポイント型 | 公式 |
| 北陸電力 富山・石川・福井(一部除く)・岐阜の一部 | 8.0円 かんたん固定単価プラン(2025年4月時点単価と公式明記・変更の可能性あり)。誰でも加入可 | とくとく固定単価/あんしん年間定額/わくわく電気預かり: とくとく固定単価10.5円(2027年4月1日以降に満了する方)、年間定額15,000〜35,000円/年 とくとく固定単価プランは10.5円/kWh(2026年10月時点の単価・変更の可能性あり)で、2027年4月1日以降にFIT買取期間が満了する10kW未満の方が対象、北陸電力の電気契約への加入が条件です。年間定額は設備規模・年間実績条件別に15,000円(2.0〜3.5kW未満)/25,000円(3.5〜5.0kW未満)/35,000円(5.0〜10kW未満)。わくわく電気預かりプランは2026年7月1日以降新規受付を停止し、加入中の方も2027年4月分以降は年間定額または固定単価プランへ移行すると公式に記載されています 型: 恒常単価+定額型/預かり型 | 公式 |
| 沖縄電力 沖縄(本島・離島系統とも同一) | 7.7円 10kW未満。10kW以上は8.2円(発電側課金相当0.5円含む)。非化石価値相当額含む | お預かりEeサービス/再エネEポイントプラン: 月5,000円で300kWh上限を使用量から差引 お預かりEeサービスはサービス料5,000円/月で前月余剰を300kWh上限に使用量から差引(仮想蓄電)。再エネEポイントプランは買取電力量2kWhにつき1おきでんEポイントを付与(2026年10月29日公式確認) 型: 恒常単価+預かり型 | 公式 |
| スマートFIT(レイテック) 東京電力管内のみ | 8.5円 通常買取単価。契約は買取開始から2年(以降1年自動更新)。支払いは買取金額1万円到達の翌々月末 | 機器導入加算: 最大27.5円(半年間限定) 蓄電池導入+11.5〜14.5円(容量5kWh未満/5〜10/10以上)・エコキュート導入+2円・パワーコンディショナ交換+2円で最大27.5円/kWh。ただし単価の加算は工事完了の翌検針日翌日から半年間に限られます。恒常単価ではない点にご注意ください 型: 期間限定加算型 | 公式 |
| エネクスライフサービス(伊藤忠エネクスグループ) 全国(沖縄除く9エリア) | 7.1〜12.5円(エリア別) 恒常単価で全体最高(関東12.5円・10月検針日前日まで) 太陽光電力買取サービス。関東12.5/北海道11/東北10/中部10.5/北陸8.5/関西10/中国10/四国8.5/九州7.1円/kWh。この単価は2026年4月検針日〜2026年10月検針日前日までのもので、公式に「2026年10月以降の買取単価は未定」と記載されています(2026年10月29日確認) | 卒FITでんきプラス/蓄電池プラス/Wプラス: 最大+2円(関東で最大14.5円) TERASELでんきセット+1円、蓄電池セット+1円、両方(Wプラス)で+2円。+1円の適用は毎年3/31・9/30時点でTERASELでんき契約+マイページからの指定手続きが条件 型: 恒常単価+セット加算型 | 公式 |
※全社2026年10月29日確認・税込・円/kWh。単価は年度・時期で見直される可能性があります(中国電力・東北電力などは見直しの可能性を公式明記)。
※スマートFITの「最大27.5円」は蓄電池等の工事完了後、半年間限定の加算込み(恒常単価は8.5円・東京電力管内のみ)。恒常単価とは分けて比較してください。
※ポイント型(中国・四国・北海道・中部WAON・沖縄)は「円相当」換算で表記。付与条件(会員登録・カード保有等)があります。
※関西電力の8.00円は、小売サイトに調査環境からアクセスできなかった(403。2026年10月29日も同様)ため、公式プレスリリース原文で確認した値(プレスリリース確認値)です。 契約前に現行ページ(kepco.jp)での最終確認をおすすめします。
自家消費(約27円)と売電(8〜14.5円)の単価差
| 電気1kWhの行き先 | 価値(目安) | 根拠 |
|---|---|---|
| 自家消費(買う電気を減らす) | 約27円/kWh | 費用相場ページに出典を記載した電気代回避単価 |
| 売電(切替後の現実的レンジ) | 8〜14.5円/kWh | 上表の実査値(恒常8〜12.5円+恒常セット加算で最大14.5円) |
| 売電(何もしない場合) | 7〜9円/kWh | 上表の大手10社標準単価 |
当サイトの費用相場ページでは卒FIT後の売電を「約10円/kWh」の目安で扱っていますが、 本ページでは2026年10月29日に実査した上表の単価を優先しています(出典は各社公式)。 いずれの単価で比較しても、自家消費の約27円は大手標準単価(7〜9円)の約3倍、恒常単価の最高である12.5円と比べても2倍超です。 この差額が、卒FITを機に蓄電池で自家消費へ転換するかどうかを判断する根拠となります。
選択肢①: 買取先の切替と手続きの一般的な流れ
切替は申込手続きのみで、発電設備側の工事は原則不要です(小売切替と同様のスイッチング)。一般的な流れは次の4ステップです。 必要書類・手順は各社で異なるため、申込先の公式案内をご確認ください。
| ステップ | 内容 |
|---|---|
| 1. 満了通知の確認 | FIT満了の数カ月前に、現行の買取事業者から通知が届きます。設備情報・受給契約の情報を控えておきます |
| 2. 買取先の比較 | 恒常単価だけでなく、特典の適用条件・契約期間と自動更新・支払いサイクル・対象エリアを確認します(上表参照) |
| 3. 新しい買取事業者へ申込 | Webでの申込が主流です。現在の受給契約情報・設備情報の入力を求められるのが一般的です |
| 4. 切替完了 | 切替完了の案内後、新しい単価での買取が始まります。申込をしない場合、多くの大手電力では標準プランへ自動的に移行します |
選択肢②: 蓄電池による自家消費への転換(単価差17円超)
昼の余剰電力を売らずに蓄え、夜に使用すると、1kWhあたり約27円の電気代の削減になります。 大手標準の8円前後で売電する場合との差は約19円/kWhです。この差額で蓄電池の初期費用を回収できるかが判断のポイントであり、 特に補助金と自家消費率が重要です。回収年数は前提条件によって大きく変わるため、ご自宅の条件(出力・容量・地域の補助金)を入力して試算することをおすすめします。
自治体によっては、卒FIT世帯が補助金の面で有利になる場合があります。 蓄電池単独の補助にFIT買取期間満了世帯専用の枠を設ける例もあります(例: 熊本市・定額8万円/件。 詳細は熊本県の補助金ページ)。
設置をご検討の際は、複数業者の相見積もりで価格と提案内容を比較することをおすすめします(見積もりは無料です)
選択肢③: 現状維持(売電は継続・単価は最も低い水準)
何も手続きしなくても、多くの大手電力では標準の買取プランへ自動移行し、売電が止まることはありません (東京電力EPは手続き不要で8.50円へ、九州電力・北海道電力は満了翌日からの契約が自動更新)。 手続きをしなくても売電が止まることはありませんが、単価は大手標準の7〜9円/kWhとなります。 同じ電気を恒常単価12.5円で買い取る事業者もあるため(上表)、比較したうえでご判断いただくことをおすすめします。
よくある質問
卒FITを迎えて何もしないとどうなりますか?
最も高い単価で買い取る事業者はどこですか?
買取先の切替に費用や工事は必要ですか?
買取先の切替と蓄電池の導入では、どちらが有利ですか?
本ページの買取単価は、12社すべてについて各社公式サイトの本文を2026年10月29日に直接確認した一次情報です(出典URLは比較表の各行に記載しています。二次サイトの転載単価は採用していません)。 関西電力のみ公式プレスリリース確認値(表の注記参照)。自家消費単価(約27円/kWh)の出典は費用相場ページに記載しています。単価・条件は変更される場合があります。ご契約前に、各社の公式サイトにて最新情報をご確認ください。
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